パリ=サンジェルマンに移籍したリオネル・メッシは地球上で最高額の年俸を手にするサッカー選手となった中、仮想通貨ファンにとっての興味はその契約金の一部がPSGトークンで支払われた事実でしょう。
フリートランスファーでパリへと移籍したラ・プルガ
リオネル・メッシのパリ=サンジェルマンへの移籍はサッカー界にとって衝撃ニュースとなっただけでなく、クラブの発行するデジタルファントークン「PSG」が180%も爆上げしたことで仮想通貨ファンにとってもお祭り騒ぎとなりました。このフランスの強豪チームがカタルーニャのスーパークラブからスター選手を引き抜いたのは、2017年に移籍金2億6,100万ドルとなったネイマール以来今回が2度目。
契約延長のオファーがリーグ規約に沿ったものではなく、さらにブラウグラナ(バルセロナ)は14億ドルを超す巨額の負債を抱えることもありバルセロナをフリートランスファーで去ることとなったサッカー史上最高の選手。今回はそんな彼に対しPSGが支払った額は巨額にはなりませんでした。PSGの新コーチ、マウリシオ・ポチェッティーノがこの移籍劇を実現させるに当たり大きく活躍したと見られています。そしてアルゼンチン出身のサッカーの天才は、13歳からプレーし続けてきたクラブに別れを告げることとなりました。
メッシがPSGのクジラになってたかも?!
レッドとブルーのユニフォームのチームはメッシをタダ同然で手に入れることになったものの、カタール・スポーツ・インベストメンツ社の会長であるナーセル・アル=ヘライフィー氏はこの伝説の選手の決断にしっかりと応えました。チャンピオンズリーグを4度優勝し、ラ・リーガタイトルを10度掲げるに留まらず、6度のバロンドールと6度のヨーロッパ・ゴールデンシューアワードを獲得したメッシ、年俸は4,100万ドルに加え多彩なボーナスが支払われるとのこと。さらに、メッシは肖像権とチームジャージの売上の分配も受け取ることになり、収入は1年当たり7,500万ドルが2年間に渡り、3年目も更新出来る契約となっています。
しかしながら仮想通貨ファンの関心を捉えたのは、膨大な量のPSGトークンが含まれると言われる2,900万~3,500万ドルのボーナス契約。正確な数は未公開となっています。クラブ会長のヒントによれば、正確な数字が公開されればまさに世間はショックを受けるだろう、とのこと。 クラブそのものは差し置きメッシが最大級のPSGトークンホルダーとなった可能性はもはや明確であり、小柄で俊敏なFlea(ノミ)のニックネームを持つメッシが、PSGトークンのクジラになっていたことでしょう。移籍ニュースを受けてトークンはまさかの180%の爆上げを見せた後50%下落、おそらく彼がその原因と言えるかも知れません。とは言え、クラブがとうとうチャンピオンズリーグ初優勝を達成するまではメッシがトークンを保有する可能性も無きにしもあらずです。PSGがメッシを欲しがったのはそこが理由でもあります。これが実現すると、PSGトークンは100ドルを超す可能性もあり、メッシにとってはこれまた絶好のボーナスとなることでしょう。